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新しめの過活動膀胱の薬と抗コリン薬との違いについて

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 過活動膀胱に有効な抗コリン薬がありますが、ほかに新しめなβ3受容体作動薬のミラベグロンがあります。


 どのような薬かというと、


 日本で開発されました。世界で初めて日本で使われた薬です。尿をためているときに膀胱の筋肉を弛緩(しかん)させる作用があります。膀胱の拡張の手伝いをし用量を拡大させ、尿をためやすくします。それに伴い不随意収縮も起こりにくくなるます。


 敏感になった膀胱の知覚も抑えます。尿意切迫感も改善します。また、排尿している時、膀胱の収縮を抑制しないというのが特徴です。


 抗コリン薬の副作用があった場合の口の乾き、便秘、排尿困難等は起こりにくくなっています。そのため、副作用が少ない過活動膀胱の薬として期待されています。

 
 しかし、広く使われてまだ2年目です。実際の臨床での効果はこれからより検証されないとわかりません。現在は、副作用のために抗コリン薬を使いにくい方等に使われています。


その他、前立腺肥大症による排尿障害に用いられるα1受容体遮断薬が使われたりします。


  α1受容体遮断薬

 一般名       代表的な製品名

 シロドリン       ユリーフ


 タムスロシン     ハルナール(ジェネリック医薬品)


 ナフトビジル     フリバス


 プラゾシン      ミニプレス(ジェネリック医薬品)


 ウラピジル      エブランチル


 テラゾシン      ハイトラジン、バソメット


 

 その他、過活動膀胱に対する有効性が科学的に証明されているのではありませんが、一部の漢方薬で症状が改善したという報告もありました。ですので、患者さんによってその漢方薬が使われることもあります。


 また頻尿に対してフラボキサート等が使われることもあります。


 飲み薬以外では、海外で「ボツリヌストキシン膀胱壁内注入療法」もありますが、過活動膀胱の治療としては承認されていないです。ですので、健康保険診療では行えないですので注意が必要です。

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